レンタルサーバー初心者のためのドメインの基礎と設定方法
「レンタルサーバー側のドメインを設定したけど全然反映されない…」などドメイン設定がうまくいかずに悩んでいる状況でしょうか?
実はドメイン設定には少しだけクセがあります。
ここでは「ドメインとは?」という基礎からドメインの設定方法まで、図解で分かりやすく解説していきます。
1.ドメインの仕組み
ドメインとはインターネット上の住所のようなもので、例えば「http://▲▲▲.net」というアドレスがあったら「▲▲▲.net」がドメインにあたります。
続いて下図イラストをご覧ください。
※ このイメージ図は、初心者向けに便宜上シンプルに構成しています
ここでは例としてレンタルサーバーに「エックスサーバー」を用意しました。
冒頭で紹介したドメインは、上図の“ネームサーバー”と呼ばれる、文字通りドメインの名前を扱うサーバーで管理されています。
実はレンタルサーバー自体は「183.90.xx.xx」「175.28.xx.xx」のようにピリオドで区切られた数字の組み合わせで管理されています(これを“IPアドレス”と呼びます)。
このIPアドレスと「https:// www.google.co.jp/」「http:// www.yahoo.co.jp/」などのドメイン名を紐付ける(=結び付け合う)ことではじめて、ドメイン名でアクセスしてもWebページが閲覧できる訳です。
仕組みをまとめると、読者があるブログ記事を閲覧する時、最初にPCやスマートフォンのWebブラウザがネームサーバーを見に行って、次にレンタルサーバーにアクセスするといった順です。
2.ドメインの設定手順
繰り返しになりますがドメイン設定は、ネームサーバーのドメイン名とレンタルサーバーのIPアドレスを紐付けして機能します。
そのため、片方だけ設定しても機能しません。双方のサーバーを設定する必要があります。
例えばレンタルサーバーAからエックスサーバーにお引っ越しするとしましょう。
手順1.最初にレンタルサーバー側の設定
引っ越す前は当然、レンタルサーバーAとネームサーバーがお互い紐付いている状態です。
最初にやることは、引っ越し先のレンタルサーバー側にだけネームサーバーの情報を設定します。
つまり、下図のようにエックスサーバーにドメイン名を設定します。
手順2.最後にネームーサーバー側の設定
引っ越し先のレンタルサーバーへのデータの引っ越しが完了し、Webサイトの確認も完了して問題がなければ、ネームサーバー側にレンタルサーバー側の情報(ここではエックスサーバー)を設定します。
下図は「ムームードメイン」というネームサーバーの設定画面にエックスサーバーの情報を設定したイメージです。
紐付けが完了したら、古いサーバーAから新しいエックスサーバーに切り替わります。
ドメイン名をブラウザに入力して確認しましょう。
※ただし、この切り替えが完了するのに早くて数日、長くて1週間以上かかることがあります。
また、念のためレンタルサーバーAにあるネームサーバーの設定情報は削除します。
3.レンタルサーバー側のドメイン設定の方法
ここでは次の3社6プランのドメイン設定の具体的な方法をご紹介しています。
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバ
- エックスサーバー
- wpXレンタルサーバー
- ヘテムル
- X2サーバー
該当するレンタルサーバーの設定方法をご確認ください。