Macでhostsファイルを変更して本公開直前のサイト確認をする方法
サーバーのお引っ越しを考えて既存のドメインをそのまま使いたい場合、本番公開前(ネームサーバー変更前)のチェックをどうしたら良いか困りますね。
そんな時に便利なのがhostsファイルの活用です。
新しいサーバーにデータを移行後、ネームサーバーの変更をしなくても確認することができます。
ここではMac環境でのhostsファイルの変更方法を分かりやすく解説していきます。
最初にデスクトップをクリックして、次の通り「移動」→「フォルダへ移動」の順にクリックしよう。
下図の画面が表示されたら「/private/etc」と入力して「移動」をクリックします。
Finderが表示されるのでhostsファイルを探します。
ただしこのままでは、ファイルにロックがかかっているため編集することができません。
そこでhostsファイルのファイルの情報を開きましょう。キーボードの「commandキー」+「i」を押すと表示されます(または「control」キー + マウスのクリック)。
情報画面を開いたら、次のように鍵アイコンをクリックします。
セキュリティのためPCのログイン情報が求められるので、この情報を入力して「OK」ボタンをクリックします。
「共有とアクセス権」の操作が可能になるので、「+」ボタンをクリックします。
次の画面が表示されたら、PCの管理者(あなた)を選び、「選択」ボタンをクリックします。
すると下図の通り追加されます。
ただしファイルを編集できるアクセス権ではないので、変更します。「読み出しのみ」をクリックしましょう。
次の通り「読み/書き」を選択します。
これでhostsファイルが変更できるようになりました。
ただし、ここで注意すべき点があります。それはMacの既存アプリである「テキストエディット」では編集できないようです。
そこで事前にテキスト編集アプリをインストールしてください。私の場合、テキストエディタ「mi」で問題なくできました。
テキストエディタの用意ができたら、hostsファイルを選択します。
そして「controlキー」+「マウスのクリック」をして、下図のように「このアプリケーションで開く」→「テキスト編集アプリ(ここでは mi)」の順にクリックします。
※hostsファイルを編集前に、必ず複製してバックアップを取っておきましょう
ファイルの一番下に「サーバーIPアドレス + (半角スペース) + ドメイン名」のように記述します。そしてファイルを上書き保存するだけです。
エックスサーバーの場合、サーバーIPは管理画面から取得できます。
まずサーバーパネルにアクセスして、ログインします。そして「サーバー情報」をクリックしましょう。
次の通り「IPアドレス」が確認できるのでコピーしましょう。
ちゃんと表示されているか、ブラウザにドメイン名を入力して確認しましょう。
この時、既存のサーバーを見ているのか、新しいサーバーを見ているのか区別がつきません。
そんな時のために例えば「新サーバーです」というタイトルの新規ページを用意したり、ロゴを少し変更するなど一工夫を加えると良いでしょう(ただし、本番公開前には戻しておくこと)。
また、サイトの確認が完了したらhostsファイルは必ず元に戻しておきましょう。