【まとめ】はじめてのエックスサーバー完全ガイド全30記事|Xserver
「本気でビジネスブログを始めたい」「ネットで副収入を稼ぎたい」
そのような方に最高のレンタルサーバーは、サーバーの性能が高い、データ転送量も十分。そして利用者のことを考慮して使いやすい(操作性の充実)ことが重要です。
エックスサーバーは、このどれも満たしている素晴らしいサーバーです。
ここでは、エックスサーバーについて次のポイントを解説しています。
特に初心者の方も分かるよう、専門用語は噛み砕いて解説しています。安心して読み進めてください。
とりあえず公式サイトを確認したい方は、こちらからどうぞ。
当記事は2016年3月15日に公開していますが、2016年10月1日に最新の情報に更新しました。
1.エックスサーバーの感想・評価
最初に結論を申しますと、エックスサーバーの評価は4.5点(5.0満点中)です。
- 月額料金:☆
- レンタルサーバーの性能:★
- 管理画面・ブログ導入の使いやすさ:★
- WordPressとの相性:★
- サポートの充実度:★
※星マークの評価点は ★=1.0、☆=0.5 で表しています。
これは根拠に基づいた評価です。詳しく知りたい方は「エックスサーバーを実際に使った感想・評価」をご一読ください。
料金の詳細は後述しますが、毎月1000円の出費だけが気になる点で、それ以外は最近のレンタルサーバーの中でも群を抜いて素晴らしいサーバーです。
私は実際にエックスサーバーで月間9.3万PV(2016年9月現在)のWordPressブログを運営しています。
ですが、サイト表示が遅いと感じたことはほとんどなく(表示スピードはSEOに関わる)、管理画面の操作もしやすいので、ブログ運用に専念できることが最高です。
今なら10日間は無料でお試しいただけます。
2.エックスサーバーの料金
冒頭でも紹介しましたが、エックスサーバーの気になる点は「料金」です。
次の表にエックスサーバーのプランごとの料金を年間契約でまとめました。
No. | 共用サーバー | プラン | 1年契約時の合計 | 初期費用 | 月額費用 |
1 | エックスサーバー | X10 | ¥16,200 | ¥3,240 | ¥1,080 |
2 | エックスサーバー | X20 | ¥29,160 | ¥3,240 | ¥2,160 |
3 | エックスサーバー | X30 | ¥55,080 | ¥3,240 | ¥4,320 |
※料金は全て税込み(8%)金額、「月額費用」は年間割り引き適用後の料金です。
ほとんどのレンタルサーバーは、年間契約すると割り引きが適用されます。これを利用するとかなりお得になります。
「X10」プランの場合、1年間契約した時の金額は初期費用も含めると毎月1350円となります(2年目以降の更新費は不要。支払いは月額費のみ)。
「X20」「X30」は比較のために掲載しました。このクラスは月間100万PV以上の中小企業や個人事業主向けなので、今は考えなくても良いでしょう。
月1000円を支払う2つのメリット
もしあなたが個人的に初めてレンタルサーバーを使用する場合、月額1000円以上というのは少し高いかもしれません。
ただし、大きなメリットとして次の2つがあります。
- レンタルサーバーのお引っ越しは不要
- SEO効果が期待できる
格安レンタルサーバーの場合、毎月のアクセス数が劇的に増えてくると、サイト表示が遅くなるなどの理由でサーバーの引っ越しを考えるでしょう。
でもそのためにレンタルサーバーを比較したり、WordPress移行のための勉強など、相当な時間が搾取されます(初心者の場合、サイト移行に失敗するリスクもあり)。
また、サーバーの性能が高いとサイト表示スピードが高いです。これはSEO効果(Google対策)に貢献するため、上位表示への効果も期待できます。
これらを踏まえて、半年〜1年で稼ぐ方は、迷わずエックスサーバーをお勧めします。
ちなみにエックスサーバーは長期契約(2年、3年)の方向けにさらにお得な割り引きを用意しています。
詳しくは「エックスサーバー料金は2年契約すると4ヶ月分が実質無料になる」をお読みください。
3.エックスサーバーの機能一覧
エックスサーバーの各プランのサービスや機能を下表一覧にまとめてみたのでご覧ください。
プラン | X10 | X20 | X30 |
月額費用※1※2 | ¥1,000 | ¥2,000 | ¥4,000 |
初期費用※1 | ¥3,000 | ¥3,000 | ¥3,000 |
ディスク容量 | 200GB | 300GB | 400GB |
データベース | 50個 | 70個 | 70個 |
マルチドメイン数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
1日のデータ転送量 | 50GB/日 | 70GB/日 | 80GB/日 |
※1.料金は税抜き価格です。
※2.「月額費用」は1年間契約した時の割り引き適用後の料金です。
この中で一番確認すべきは「1日のデータ転送量」です。
データ転送量とは簡単に言うと、インターネット利用者があなたのWebサイトにアクセスした時にサーバーからダウンロードされるデータ(テキスト、画像、プログラムファイルなど)の総量です。
ちなみにブログでお金を稼ぐには、ある程度のアクセス数が必要となってきます。
特にアフィリエイト広告などで稼ぐものならプロの助言でもあるように、ある程度のアクセス数は重視するところ。
アクセス数はアフィリエイトにおいては、あまり重要ではありません。
<中略>
筆者にしても月間20万PVほどのブログで50万円以上の収益を得ています。
そうはいっても、ある程度のアクセス数がなければ稼げないのも事実です。
引用:鈴木 利典著『超かんたんアフィリエイト』P124
参照元:鯖メシ「書籍『超かんたん アフィリエイト』この本から学んだ3つの大切なこと」
そうなると1日のデータ転送量があまり十分でない場合、あなたのブログサイトにあまりにアクセス数が集中しただけげでサイト表示が遅くなったり、最悪な場合はサイトが非表示にされる可能性があります(サーバーの負荷を下げるため)。
その意味ではエックスサーバーはどのプランも十分なデータ転送量の上限値を提供してくれます。
4.プランの違いについて
エックスサーバーの中で一番安いのは月額1000円ほどの「X10」プランです。
そして先ほど「X20、X30クラスは、月間100万PV以上の中小企業や個人事業主向け」と簡単に紹介してしまいましたが、果たして本当の所はどうなのでしょうか?
やはり結論としては、プランの中でも最もコストパフォーマンスの良い「X10」で問題ありません。
各プランの大きな違いは「料金」「ディスク容量」「データベース」「1日のデータ転送量」の4つです。
その他に提供されるサービス(電話・メールサポートやバックアップ・サービスなど)は、どれも全く同じ内容です。
そこで各プランが唯一異なる4つの違いに注目すると、ブログを始めたばかりであればX10プランのスペックで十分なのです。
この詳細については「エックスサーバーの各プランを比較してはっきり分かったこと」で分かりやすく解説しています。
どう考えても最初から張り切って高額なX20、X30のプランを契約するメリットが見つからなかったのです。
5.Xサーバー vs 他レンタルサーバー比較結果
レンタルサーバーは実際に使用して、さらに同時アクセスなどの負荷を検証しないと分かりません。
ここではエックスサーバーと他レンタルサーバーで負荷テストを行った結果を解説しています。
ちなみに「ロリポップは格安サーバーだからダメ」という私の古いイメージがあったのですが、これを払拭した結果がご確認いただけます。
また、エックスサーバーとX2サーバーの違いが良く分からなかったので、じっくり比較検証しました。結果は興味深い内容になっています。
最後はデータ転送量が十分なレンタルサーバーとの比較結果をまとめています。
6.WordPress をエックスサーバーへ引っ越す方法
すでに今、お使いのレンタルサーバーからエックスサーバーへ移行を考えている方がいるかと思います。
そのような方のため、ここでは WordPress ブログのエックスサーバーへ引っ越す方法をご紹介します。他社とは次のレンタルサーバーやブログサービスです。
- ロリポップ!サーバー
- はてなブログPro
ちなみに、どれも私が実際に検証した内容なので、細かい点などにも触れています。是非、ご活用ください。
6−1.ロリポップ!サーバーから引っ越す方法
ロリポップ!レンタルサーバーの一番のメリットは、料金が利用者にとても親切なことです。
でもブログサイトを本気で運営していくと、数十万PV〜と劇的にアクセス数が上がってきます。
そこで、ロリポップからエックスサーバーへ移行を考えている方は、こちらの記事が参考になります。
6−2.はてなブログProから引っ越す方法
はてなブログProはソーシャルメディア(特にはてなブックマーク)との相性が強く、利用者の満足度が高いサービスです。
しかし、ビジネスの拡大やオリジナル・デザインのサイトにしたい方はお引っ越しする可能性が高いでしょう。
はてなブログからエックスサーバーへの引っ越し方法は下記が参考になります。
6−3.さくらのレンタルサーバーから引っ越す方法
<検証が完了次第、ご紹介します>
7.エックスサーバーの使い方
レンタルサーバー会社で用意する使い方ガイドは、ある程度のWebスキルがある人を前提に書かれているのか、時々分かりづらいと感じることがあります。
そこで次の流れでとても分かりやすい使い方マニュアルを作成しました。
- 1.申し込み〜ドメイン設定まで
- 2.ソフト・インストールの事前準備前
- 3.ソフトをインストールする方法
- 4.エックスサーバーで覚えておきたい基本操作
- 5.バックアップとテスト環境の構築
- 6.セキュリティ対策
- 7.サイト表示の高速化
- 8.その他の基本操作方法
初心者の方向けに図解で分かりやすく説明しています。ご自身の状況に合わせてご活用ください。
7−1.エックスサーバーの申し込み〜ドメイン設定まで
ここでは
エックスサーバーを利用する上で最初のステップ、申し込み方法と新規ドメインの取得・設定までを解説しています。
「ドメイン」とはホームページの住所にあたるもので、「http://□□□.com」「http://■■■.net」などで表記されるアドレスです。
7−2.ソフト・インストールの事前準備
エックスサーバーには「自動インストール」という機能があり、これを活用すると簡単にWordPressなどのブログソフトを導入することができます。
- 自動インストール画面へのアクセス方法と基本情報
- データベースを手動で作成する方法(← 基本的に使用しない)
「データベース」とは簡単に言うと、ブログサイトの記事やコメントを保存するシステムのことです。ここでは「そういうのがあるのだね」くらいで大丈夫です。
7−3.エックスサーバーにソフトをインストールする方法
エックスサーバーでは次のソフトをインストールして利用することが出来ます。おそらくほとんどの方は、WordPressのインストール方法だけお使いになるかと思います。
- WordPress のインストール方法
- Movable Type のインストール方法 ← 2016年7月7日をもってサービス終了
- XOOPS Cube のインストール方法
- PukiWiki のインストール方法
7−4.エックスサーバーで覚えておきたい基本操作
ここでは、エックスサーバーの基本操作を解説しています。
「エックスサーバーのログイン画面はどこにあるの?」「サーバー上のデータのバックアップを取るには?」といった問題を抱えた時に大きなヒントになるでしょう。
7−5.バックアップとテスト環境の構築
「データベース」とは記事やコメントを保存するシステムのことです。
WordPressの場合、サーバ上の全データをバックアップするだけでは不完全です。その他にデータベースのバックアップを取る必要があります。「サーバー上のデータ + データベースファイル」=完全のバックアップと覚えておきましょう。
また、サブドメインを活用してテスト環境を作ることも出来ます。よく分からない方は最初に「サブドメインとは?」を一読ください。
7−6.セキュリティ対策
WordPressはGoogleと相性が良く、SEO対策がしっかり施されています。検索ユーザーの悩み問題が解決する価値の高い記事を作り続けていると、半年後には数十万以上のアクセス数も夢ではありません。
一方、アクセス数が劇的に増えるとスパムが激増します。「スパム」とは沖縄の人々が好きなポークのことではなく、迷惑コメントやメールのことです。最悪な場合、ログイン情報を盗まれて乗っ取られることもあります。
そうならないためにも、下記のセキュリティ対策にはしっかり目を通しておきましょう。
7−7.サイト表示の高速化
エックスサーバーには初心者でも簡単にサイト高速化ができる機能が備わっています。
アクセス数が数十万以上と増えていくと、表示速度が遅くなることがあります。するとGoogleの評価が下がる可能性があるので、その時はこの機能を活用しましょう。
7−8.その他の基本操作方法
ここでの内容は、データベースへのアクセス、ページを削除した時の対処法、万が一サーバーが不具合を起こした時のエラーページの表示設定について解説しています。
phpmyadmin(ピーエイチピーマイアドミン)とは、前述したデータベースを操作するための管理画面のことです。
8.全プラン共通サービス・機能一覧表
エックスサーバーの全プランのサービス・機能の共通内容を表にまとめました。ご参考にしてください。
プラン | X10 | X20 | X30 |
Web機能 | |||
転送量課金 | なし | ||
オリジナルCGI | ○ | ||
SSI | ○ | ||
PHP | ○ | ||
MIMEタイプの設定 | ○ | ||
アクセス解析 | ○ | ||
FTPアカウント | 無制限 | ||
自動CMSインストール | ○ | ||
セキュリティ機能 | |||
Webページアクセス制限 | ○ | ||
独自SSL | 無料・無制限 | ||
共有SSL | ○ | ||
SSH | ○ | ||
サイト高速化機能 | |||
FastCGI | ○ | ||
APC/OPcache | ○ | ||
ドメイン機能 | |||
URLアドレス | 独自ドメイン | ||
マルチドメイン | 無制限 | ||
サブドメイン | 無制限 | ||
保守サービス | |||
RAID構成 | RAID10 | ||
バックアップ | ○ | ||
簡単サーバー移動機能 | 可能(あなたのサイトが一時的に高負荷の場合、別サーバーへ移動できる機能) | ||
サポート体制 | |||
電話サポート | 可能(平日10:00〜18:00) | ||
メールサポート | 可能(24時間365日、返信は24時間以内) | ||
メール機能 | |||
メールアカウント | 無制限 | ||
送信制限 | 1,500通/時間、15,000通/日(あくまで目安) | ||
Webメール | ○ | ||
携帯Webメール | ○ | ||
スパムフィルター | ○ | ||
IMAP | ○ |
※引用元:エックスサーバー公式サイト「機能一覧」