wpXレンタルサーバーのWordPress最速化の比較結果と設定方法

ブログサイトなどの表示高速化のため、" mod_pagespeed "というGoogle が独自開発した機能があります。でもこれは初心者が扱うには敷居が高いのが難点です。

しかし、wpXレンタルサーバーでは、WordPressのサイト運用が初めての向けにこの機能が簡単に利用できます。

ここでは、wpXレンタルサーバーの mod_pagespeed 設定の成果と設定方法について解説します。

画像引用元：SME "5 WAYS TO MAKE MONEY WITH WORDPRESS IN NIGERIA"

※ この記事は、2015年1月にレンタルサーバーを操作した時のメモ書きを編集してまとめたものです。

１．WordPress最速化の設定方法とは？

WordPressの高速化に「mod_pagespeed」という技術があります。

mod_pagespeedとは、HTML・JavaScriptのソースや画像を最適化する機能で、実装するとサイト表示の高速化が期待できます。

これは Google が表示高速化を支援するために開発した機能です。ただし、サーバーに実装するには相当な技術者レベルが必要とされます。

でも2014年11月、 wpX レンタルサーバーは素人の方でも容易に設定できるようにこれを導入しました。

最適化の具体的な内容は次の通りです。

• CSSファイル、JavaScriptファイルなどの圧縮
• 最適な画像タイプへの変換、軽量化
• 同種のファイル(画像、CSS、JavaScriptファイルなど)を一つにまとめ、サーバーとクライアント間の無駄な通信(リクエスト)を削減
• CSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルのキャッシュ有効期間の延長
• 小さなファイルサイズのCSSやJavaScriptをHTML内に埋め込む

引用：mod_pagespeed設定とは

CSS の最適化を行うという事は、表示の不具合の可能性も考えられます。

前もってサブドメイン設定（準備中）を活用して、テストサイトを作って確認することは必ずやりましょう（本サイトでのサイト不具合のリスクをかなり軽減できます）。

２．mod_pagespeed設定を使った結果

今回、WordPressでテストサイトを作って実際に mod_pagespeed を設定する前と設定後でどれだけの効果の違いがあるかを計測してみました。

結論を先に言いますと、サイトの表示速度は改善されます。ただ、エックスサーバー程の大幅な改善は見られませんでした。

まず Google が提供する高速化サポートの無料ツール" PageSpeed Insights "では次の通りです。

改善されましたが、5ポイント程でした。

※ Xサーバーの場合、10ポイント以上アップしました。詳細は「初心者でもWordPress高速化が出来る２つの方法」記事の「３−１．テスト結果」をご覧ください。

続いてGoogle と Yahoo の両方を合わせた高速化の評価ツール" GTMetrics "では10%程の改善が見られました。

いずれにしても多少の改善は見られます。

補足：評価ツールの結果について
テスト結果の詳細をご覧になりたい方は、下記のリンクよりご確認いただけます。

• 導入前：PageSpeed Insights [PC|モバイル]、GTMetrics [レポート]
• 導入後：PageSpeed Insights [PC|モバイル]、GTMetrics [レポート]

３．mod_pagespeedの設定方法

それでは mod_pagespeed の設定方法を解説します。

まずアプリケーション画面にアクセスしたら「mod_pagespeed設定」ボタンをクリックしましょう。

続いて下図のように「mod_pagespeed設定を有効化する（確認）」ボタンを押します。

すると確認画面が表示されるので確定ボタンを押しましょう。

これで mod_pagespeed 設定は反映されるので「戻る」ボタンをクリックします。

設定画面に戻ると表記が「有効」に変わります。

これだけで mod_pagespeed の設定は完了です。