はじめてレンタルサーバーを借りたい人が読む完全ガイド【初心者向け】
「レンタルサーバー」で検索しても、宣伝っぽい記事ばかりであまり参考にならない、とお悩みではありませんか?
そのような問題を解決するため、当サイトでは「本当に自信をもってお勧めできるレンタルサーバーは何か?」を徹底して追求し、実際にレンタルサーバーを使用・検証した結果を全て開示しています。
また初めての方でも分かりやすいように、次の流れで解説していきます。
- 第1話 レンタルサーバーとは?
- 第2話 レンタルサーバーの選び方
- 第3話 代表的な個人向けレンタルサーバー6選
- 第4話 WordPressでブログを作る理由
- 第5話 レンタルサーバーの料金・費用
- 第6話 レンタルサーバーの容量・データ転送量・データベース
- 第7話 レンタルサーバーの評価ランキング
- 第8話 お勧めのレンタルサーバー厳選2選
特に本気でビジネスサイトを運営したい方、自分のこれまでのスキルを活用してブログでお小遣いを稼ぎたい方たちに役立つ内容となっています。
あなたのビジネスをうまく成長させるためにも是非、ご活用ください。
※ ここでのレンタルサーバーとは、「個人向け」のレンタルサーバーの意味です
第1話 レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは、簡単に言うと「有料で借りれる高性能コンピュータ」です。
またサーバーについて、ここでは「複数の人とデータを共有する保管場所」と解釈してください。
下図は、レンタルサーバーに保管したホームページを複数のデバイス(PC、スマートフォン、タブレット等)がインターネット経由でアクセスしている簡易イメージです。
本来、高性能コンピュータは大手企業しか手が出せない程とても高価な物で、また技術者しか扱えない程の高度なスキルが必要です。
でもレンタルならば個人の方でも月額数百円〜で利用できます。これを可能にしたのがレンタルサーバーを運営するサーバー会社です。
と言いながら、レンタルサーバーを扱う際は管理画面からの操作が必要になります。
混乱しないで操作するためにも記事「レンタルサーバーとは?絶対に押さえるべき4つの基本」で基礎知識を押さえておきましょう。
個人向けレンタルサーバーについて
個人の方がレンタルサーバーを利用する際、後悔しないためにも次のポイントを必ず押さえておきましょう。
- 個人向けには共用レンタルサーバー
- 本当に独自ドメインが必要な2つの理由
- 一部の格安サーバーではWordPressが使用できない
- データ転送量は必ずチェックする
サーバー会社の公式サイトを訪れると少し混乱するかもしれませんが、一般的に個人の方が初めて使うのは「共用サーバー」です。
以上のことを含めて、その他のポイントについては「初心者がレンタルサーバーを使う前に知っておくべき4つのこと」で分かりやすく解説しています。
独自ドメインとは?
さらにこれはかなり重要なのですが「独自ドメイン」は必ず取得しておきましょう。
独自ドメインはインターネット上の住所のことで、「http://●●●.com」の「●●●.com」に当たる部分です。これをあなたの好きな名前にできます(ただし有料)。
また「独自ドメイン」について、いまいち分かっていない方もいることでしょう。
安心してください。
ドメインの仕組みを図解で分かりやすく解説してみました。
こちら「レンタルサーバー初心者のためのドメインの基礎と設定方法」の記事を参考にしてください。
第2話 レンタルサーバーの選び方
「レンタルサーバー おすすめ」「レンタルサーバー 比較」などで検索しても、紹介してる情報によって偏りがあるため非常に迷いませんか?
それはお勧めしているレンタルサーバーの「基準」や「根拠」がフワフワしているせいかもしれません。
まず、レンタルサーバーを選ぶ時に見るべきポイントは次の3つだけです。
- レンタルサーバーの処理速度が速い
- 記事作成に専念できる環境
- データ転送量が十分ある
レンタルサーバーの処理速度とは、つまりあなたのWebサイトやブログの表示速度が速いことを意味します。
これは実際に検証してみないとわかりません(当サイトでは実際に検証した結果を紹介しています)。
次に記事作成に専念できる環境とは、例えばWeb初心者の方がレンタルサーバーの申し込み、独自ドメインの発行、ブログのインストール・構築などをスムーズに問題なくできることです。
これにより、ビジネス向け、あるいはブログで稼ぐための記事作成に専念できるからです。
これらについて「レンタルサーバーの選び方で知らないと後悔する3つのこと」で初心者の方向けに分かりやすく解説しています。
ブログで収益や案件を獲得する
ブログでビジネス案件の獲得、またはネット広告の収益を稼ぎたい方向けのポイントは次の通りです。
- WordPressが使用できる
- サーバーの性能が高い
- データ転送量が十分
- 操作しやすい
- リーズナブルな料金
先に紹介した3つの選び方のポイントとかぶる部分もありますが、手っ取り早くブログ向けのレンタルサーバー選びが知りたい方は、こちらの記事「ブロガー初心者へ!個人向けレンタルサーバーの選び方5つのポイント」が参考になるでしょう。
第3話 代表的な個人向けレンタルサーバー6選
1.エックスサーバー
2004年創業のエックスサーバー株式会社が提供する個人向けレンタルサーバー。
サーバー業界の中でも後発ながら個人の方から法人まで圧倒的な支持を集めています。
当サイトでも検証・実験して一番お勧めのレンタルサーバーです。
私も個人的に月間18万アクセスのブログを運営していますが、とても快適で全然問題が起こったことがありません。
2.ロリポップ!レンタルサーバー
「ロリポップ」は「paperboy&co.(ペーパーボーイアンドコー)」が2001年から提供しているレンタルサーバーです。
2004年にGMOの子会社となり、2008年にはジャスダックに上場している信頼できる企業です。(2014年には「GMOペパボ株式会社」に社名変更)
当初は月額100円で利用できる激安サービスで個人向けはもちろん女性や学生まで幅広く利用されているレンタルサーバーです。
ただ「安くていまいち!」という悪評がたつこともあったレンタルサーバーだったのですが(というか月100円で不満な人もいるらしい…)、2015年に大幅なサービスの拡充を行いました。
その後に当サイトでも実際に検証した結果、相当満足できるレベルの内容であることが分かりお勧めしています。
3.さくらレンタルサーバー
さくらレンタルサーバーの創業者は当時、高校生だった田中 邦裕(たなか くにひろ)さんで、これは1996年のこと。
ロリポップよりも早くに月額数百円でレンタルサーバーを提供し(当時1,000~2,000円が相場)、価格破壊を実行してより多くの方に利用してもらう考えがありました。
今では大企業の株式会社はてな、ニコニコ動画、mixi、GREEなども創業当初はさくらインターネットのレンタルサーバーを利用していたことは有名です。
そして実に20年近くサーバー事業を行い、今では業界の中でも唯一の東証一部の上場企業にまで成長しています。
4.wpXレンタルサーバー
エックスサーバー株式会社が提供するWordPress(ワードプレス)専用の個人向けレンタルサーバー。
当サイトの実験結果からもWordPress(=ブログソフトのこと)の表示速度が圧倒的に速かったです。
これはGoogleの評価を高めることに繋がり、結果的に検索結果の順位にも影響します。
ただWordPressの拡張機能によっては不具合の可能性があるのが少し難点です。
5.X2レンタルサーバー
こちらもエックスサーバー株式会社が提供するサービスで「エックスサーバー」の上位レンタルサーバー。
どちらかというとフリーランスや中小法人向けのサービスです。
ただ2つのサービス「エックスサーバー」と「X2レンタルサーバー」を実験によって比較検証したのですが、大した差を感じませんでした。
値段も高いので個人の方なら「エックスサーバー」で十分かと思います。
6.ヘテムル(heteml)サーバー
ロリポップを運営する「GMOペパボ株式会社」が手がける別サービスのレンタルサーバー。
主にデザイナーやフリーランスに愛されているサーバーで、公式サイトではデザイナーが実際に手がけたホームページを閲覧できます。
第4話 WordPressでブログを作る理由
WordPress(ワードプレス)とは、2003年にアメリカの技術者であるマット・マレンウェッグ(当時19歳)氏によってに開発された無料のブログソフトです。
今では国内ブログソフトの80%がWordPressであるとも言われています。
特にレンタルサーバーで初めてブログを始める方は、必ずWordPressを使いましょう。
その理由は主に次の2つです。
- WordPressはSEOに強い
- WordPressは無料で使用できる
そうなんです。ちょっとした設定が必要となりますが、WordPressはSEOにめっぽう強いのです。
SEOとは「Google検索サイトの評価を高める手法」と解釈してください。
また少し前となりますが、Googleスパムチームの責任者が太鼓判を押していることや、実際に結果を出している企業やブロガーが利用していることからも間違いありません。
次に美味しいのが、無料で使用できることです。
特に個人の方はレンタルサーバーで毎月の費用が発生して、ちょっとした負担になるのですが、このWordPressの無料に助けられることでしょう。
「レンタルサーバーで運営するならWordPressブログが最強な2つの理由」ではもっと分かりやすく説明しています。
また3社8プランのレンタルサーバーに実際にWordPressをインストール・構築してテストを行いました。
その結果をご覧になりたい方は「【真実】8つのレンタルサーバーでWordPressを比較実験した結果」をご一読ください。
第5話 レンタルサーバーの料金・費用
先に紹介した「レンタルサーバーの選び方」で何を重視すべきかをすでに解説済みです。
でも料金をなるべく抑えたい方のためのポイントをここではご紹介しています。
ブログを利用してアクセス数を大きく稼ぎたい方なら最低限、次の2つだけは押さえましょう。
- WordPressが使用できる
- データ転送量が充実している
これらをまとめたのが下表になります。グレーの帯は上記の2点を満たさなかったものです。
※料金は全て8%税込み価格。「1年契約の料金」は「初期費用+月額費用×12ヶ月分」で算出したもの(2016年6月現在)
No. | 共用サーバー | プラン | 1年契約の料金 | 初期費用 | 月額費用 |
1 | ドメインキング | P | ¥2,305 | ¥1,009 | ¥108 |
2 | ドメインキング | S | ¥4,897 | ¥1,009 | ¥324 |
3 | ドメインキング | M | ¥11,377 | ¥1,009 | ¥864 |
4 | ミニバード | - | ¥4,860 | ¥1,620 | ¥270 |
5 | ファイアバード | - | ¥8,640 | ¥2,160 | ¥540 |
6 | クローバー | - | ¥24,840 | ¥5,400 | ¥1,620 |
7 | ロリポップ | エコノミー | ¥2,916 | ¥1,620 | ¥108 |
8 | ロリポップ | ライト | ¥4,860 | ¥1,620 | ¥270 |
9 | ロリポップ | スタンダード | ¥8,100 | ¥1,620 | ¥540 |
10 | ロリポップ | エンタープライズ | ¥29,160 | ¥3,240 | ¥2,160 |
11 | ヘテムル | - | ¥23,706 | ¥4,266 | ¥1,620 |
12 | さくらのレンタルサーバー | ライト | ¥2,577 | ¥1,029 | ¥129 |
13 | さくらのレンタルサーバー | スタンダード | ¥6,177 | ¥1,029 | ¥429 |
14 | さくらのレンタルサーバー | プレミアム | ¥16,461 | ¥1,029 | ¥1,286 |
15 | さくらのレンタルサーバー | ビジネス | ¥30,858 | ¥5,142 | ¥2,143 |
16 | さくらのレンタルサーバー | ビジネスプロ | ¥51,428 | ¥5,142 | ¥3,857 |
17 | WAPPY | ライト | ¥5,400 | ¥0 | ¥450 |
18 | WAPPY | エコノミー | ¥10,800 | ¥0 | ¥900 |
19 | WAPPY | ミドル | ¥16,200 | ¥0 | ¥1,350 |
20 | コアサーバー | CORE-MINI | ¥3,086 | ¥515 | ¥214 |
21 | コアサーバー | CORE-A | ¥6,171 | ¥1,029 | ¥429 |
22 | コアサーバー | CORE-B | ¥12,239 | ¥2,057 | ¥849 |
23 | コアサーバー | CORE-C | ¥46,182 | ¥5,142 | ¥3,420 |
24 | エックスサーバー | X10 | ¥16,200 | ¥3,240 | ¥1,080 |
25 | エックスサーバー | X20 | ¥29,160 | ¥3,240 | ¥2,160 |
26 | エックスサーバー | X30 | ¥55,080 | ¥3,240 | ¥4,320 |
27 | X2 | スタンダード | ¥29,808 | ¥6,480 | ¥1,944 |
28 | X2 | アドバンスド | ¥54,492 | ¥6,480 | ¥4,001 |
29 | wpXレンタルサーバー | - | ¥18,360 | ¥5,400 | ¥1,080 |
この表の結果に至った詳細は「共用レンタルサーバー7社29プランの料金・費用をお勧めできる順に並べた結果」でご紹介しています。
さらに1年契約した時の料金(=初期費用+割り引き後の月額費用×12ヶ月)を安い順に並べた表は「格安レンタルサーバーを探せ!7社29プランの1年契約時の割引料金をまとめた結果」で確認できます。
第6話 レンタルサーバーの容量・データ転送量・データベース
レンタルサーバーを料金ではなく性能で選びたい方のため、次の3つの項目からなる記事を用意しました。
- ディスク容量
- データ転送量の上限値
- データベース数
ディスク容量
ディスク容量はどれくらい必要でしょうか?
ありがたいことに、今ではどこのレンタルサーバーも十分すぎる程のディスク容量を提供しています。
それでもあえて具体的な数値を出して「90記事で使用量は7GB!レンタルサーバーのディスク容量の決め方」で解説してみました。
データ転送量の上限値
初心者の方が特に見落としがちなのが、このデータ転送量の上限値ではないでしょうか?
特に本気でビジネスサイトやブログサイトを運営する方にとって、とても重要なポイントとなります。
ここも具体的な数値とその理由を「レンタルサーバー「データ転送量」の上限値は20GB/日以上が必須」で分かりやすく解説しています。
データベース数
あるアフィリエイターの方の情報に「データベースは多い方が良い」とありました。
「本当にそうだろうか?」という自分の疑問がふつふつを湧いてきました。
これらを整理するために記事「嘘を見抜け!レンタルサーバー選びにデータベース数は重視しない3つの理由」を書き上げました。
結論を言うと、重視すべきポイントではないと考えます。
第7話 レンタルサーバーの評価ランキング
私が実際に使用して、評価したレンタルサーバーの内容を「ブログ初心者が知らないと損するサーバーの評価ランキング」でまとめました。
本気でビジネス案件を獲得したい方、劇的にネット広告の収益を増やしたい方に向けて次の流れで解説しています。
- SEOに強いサーバーの選び方
- 評価ランキングの結果
SEOに強いサーバーとは、Google検索サイトの評価を高めるレンタルサーバーのことを指します。
また、ランキングを紹介しながら、冒頭ではSEOについて噛み砕いて解説しています。
特に「SEOって何?」って方にお勧めの記事です。
第8話 お勧めのレンタルサーバー厳選2選
ここまで読んでいただいた方には、ダメ押しになってしまうかもしれません。
当サイトでお勧めの個人向けレンタルサーバーとして2つだけ、自信を持って紹介しています。それがこちらです。
- エックスサーバー(プランX10):月額1,080円
- ロリポップ(スタンダード):月額540円
※ 料金は1年契約時の割り引き適用後の月額費用です
繰り返しとなりますが、これはすでにご紹介したレンタルサーバーの選び方のポイントが主な基準となっています。
加えてサーバーの料金、WordPressのインストールがスムーズにできるかを重視した結果、厳選したサーバーたちです。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
またレンタルサーバーで負荷テストツールを使った検証を行った詳細はこちらからお読みいただけます。
実際の検証結果なのでサーバー選びの根拠になるかと思います。
あとがき
ここ最近、フリーランスになる元学生や脱サラする若者をソーシャルメディアなどでよく目にします。
そして彼らは「ブログで稼ぐ」ことで生活しています。また、そのようなブロガーが交流するコミュニティもあるようです。
私は“コンテンツ・マーケティング”と呼ばれるWebマーケティング手法について、数年前から実践して携わってきました。そのため、ブログで収益を得ることはそう難しくないと理解しています。
そして、これから自分の考え方を持ったフリーランスがどんどん増えると思っています。
そのような方に当サイトがお役立ちいただければと思っています。
ただ、フリーランスになるのは自由ですが、ブログをビジネスの手段として割り切って、会社を立ち上げる人が増えていくといいのにな、とも考えています。
会社を経営するチャンスが得られるし、会社が育てば雇用の創出につながるし、さらに税金もしっかり納めて自分の育った故郷(=日本)に還元できる。
と、理想を語りながら自分がまずは率先して見せていかないといけませんね(笑)