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サーバー素人がレンタルサーバーの無料お試しを使った感想を記録しています

150時間レンタルサーバーに携わった私がオススメする初心者用サーバー厳選2つ

「自分オリジナルのWordPressで作ったブログサイトを持ちたい」という方にとってレンタルサーバーは必須です。

ただ個人のWeb初心者の方にとって、サーバーにはたくさんのサービス・種類があるためどれにしたら良いか非常に悩ましい所です。

そこでサーバー選びに後悔しないためにも、次のポイントをしっかり押さえたお勧めのサーバーをご紹介します。

  • リーズナブルな料金
  • レンタルサーバーの性能が高い(Google対策に繋がる)
  • WordPressが簡単にインストール可能
  • 初心者でも安心してサイト運用ができる

当サイトの記事作成や共用サーバーの比較・検証に最低でも150時間以上かけた私が、読者のために本当に最高なサーバーを自信を持って紹介していきます。

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※2016年6月14日現在、当サイトは全138記事あります。1記事の作成に最低1時間、長い記事で1日=8時間。検証にはそれ以上かけているので、少なく見積もっても「150時間」は共用サーバーに携わっているだろうと算出しました。

共用レンタルサーバーとは?

そもそも個人のWeb初心者の方にとって、どのような種類のサーバーが適しているでしょうか?

最初に結論をお伝えしますと「共用レンタルサーバー」が最適です。

サーバーは大まかに次の4つのタイプに分けられます。

種類 料金 イメージ 特長
共用サーバー 安い  シェアハウス 安価だが制限が多い
専用サーバー 高価  一軒家 限られたサーバー性能の範囲内で好きなようにできる
VPS ピンキリ  分譲マンション 安価だが技術力が必要
クラウド ピンキリ  雲の家(自由度高) サーバー性能を好きなように設定可能。技術力が必要

すごく簡単にザックリ言ってしまうと、共用サーバー以外はエンジニアなどの相当な技術が必要となります。

そのため、私のように技術者ではない者にとって、共用レンタルサーバーが比較的安価で、初心者でも簡単に操作できる程のサービスが提供されています。

将来、もしあなたのサイトが50万アクセスや100万アクセスを超えてくると、どうしても共用レンタルサーバーではサイト表示速度や、データ転送量などの限界が来ます。

ただそれだけアクセス数を集めるとネット広告の稼ぎだけでも相当な額になります。

ユーザー満足度を上げるためにも、稼いだお金をつぎ込んで、高額な上位クラスのサーバーに必然的に移行することになるでしょう。

サーバーの種類に興味のある方は「今さら聞けないレンタルサーバーのサービス種類を分かりやすく解説しました」が参考になります。

さて、まずは基本を押さえた上で冒頭の4つのポイントを1つ1つ解説していきます。

1.リーズナブルな料金

無料でお試し使用が可能な、次の人気の3社8プランのレンタルサーバー一覧をご覧ください。

No. 会社名 共用レンタルサーバー プラン 月額費用
1 さくらインターネット さくらのレンタルサーバ スタンダード ¥429
2 さくらインターネット さくらのレンタルサーバ プレミアム ¥1,286
3 エックスサーバー エックスサーバー X10 ¥1,080
4 エックスサーバー wpXレンタルサーバー - ¥1,080
5 エックスサーバー X2 スタンダード ¥1,944
6 GMOペパボ ロリポップ ライト ¥270
7 GMOペパボ ロリポップ スタンダード ¥540
8 GMOペパボ ヘテムル - ¥1,620

 
「月額費用」は、通常費用ではなく、1年間契約時の割引が適用された料金です(税込み・初期費用は別途要)。

費用は数百円から2,000円未満と様々ですが、この時点で私が自信を持ってお勧めするサーバーはこの2つとなります。

  • エックスサーバー(プランX10):月額1,080円
  • ロリポップ(スタンダード):月額540円

一番の理由は、サーバーの性能が高い=サイト表示速度が速いことです。これはGoogleが評価する1つの項目でもあります。

詳しくは続く「2.レンタルサーバーの性能が高い」で解説します。

またブログなどで広告収入を得るには半年〜1年程と時間がかかります。

最初は月500円のサーバーから始めて、数十万アクセスを超えて収入も出てきたら、より良いサーバーに移行するのも良いでしょう。

「半年後に結果を出す!」と意識の高い方は、最初から月額1080円のエックスサーバーを推奨します。

ちなみに上記のサーバー・プランに絞った理由は、データ転送量の上限値を基準にしました。

この上限値を超えてしまうとサイトが見れなくなる、という事態に陥ることがあります。

データ転送量とは、検索ユーザーがあなたの記事にアクセスした時、そのユーザーのブラウザに配信されるデータファイルのサイズ量です。

実際の業務での体験談ですが、月間50万アクセス以上のブログサイトで1日のデータ転送量は20GB程でした。

この数値を前提に今回、データ転送量の上限が十分な共用レンタルサーバーに絞りました。

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2.レンタルサーバーの性能が高い

先ほどお勧めした2つのプランは、レンタルサーバーの性能が高いことが分かりました。

それは各サーバーにWordPressを構築・記事作成してテスト検証を行った下記結果をご覧になると分かります。

順位 共用サーバー プラン 同時アクセス数 リクエスト合計数 平均応答時間(ミリ秒)
1 エックスサーバー X10 8 800 112
2 wpXレンタルサーバー - 8 800 146
3 ロリポップ スタンダード 8 800 309
4 X2 スタンダード 8 800 336
5 ヘテムル - 8 800 651
6 ロリポップ ライト 8 800 701
7 さくらのレンタルサーバ プレミアム 8 800 1,237
8 さくらのレンタルサーバ スタンダード 8 800 1,588


この負荷テストは「JMeter」というツールを使いました。

一番応答が速かったのがエックスサーバー(プランX10)でした。次にwpXサーバー、ロリポップ(スタンダード)の順でした。

ただしwpXサーバーはWordPressのテーマやプラグインをインストールすると不具合の可能性があることから、2位はロリポップ(スタンダード)にしました。

詳しくは「人気のレンタルサーバー3社8プランの比較結果【2016年版】」よりご覧いただけます。

さらにレンタルサーバーの管理操作が簡単かどうかも見ていきましょう。

3.WordPressが簡単にインストール可能

「WordPressのインストールが簡単か?」という点について、8プランとも簡単でした。

どのレンタルサーバーも全てブログなどを導入する際に「自動インストール」という機能があったので、WordPressを簡単にインストールできました。

ただし、さくらのレンタルサーバだけ、事前にデータベースを新規作成する必要があります。

おそらくWeb初心者の方は「データベースって何?」から始まって、人によっては混乱を招く可能性があると感じました。

この点が気になったので、負荷テストの結果も合わせてお勧めできないかな?と感じました。

さくらのレンタルサーバは、Webの知識がある方々に人気の共用サーバーなので、今後の改善(初心者でも使いやすい)に期待したいです。

4.初心者でも安心してサイト運用ができる

Web知識がないことで、WordPressなどのブログサイトで発生した不具合の対処にかかりっきりになる、または途方に暮れる事態は回避したいものです。ハマってしまうと、どんどん記事を書く時間がなくなってしまう…

このような機会損失を防ぐため、レンタルサーバーの管理画面・操作仕様がしっかり利用者のことを考えているかを見ていきます。

結論は、wpXレンタルサーバーに少し問題を見つけました。

管理画面は非常に使いやすく、さすがエックスサーバーの流れをくんでいるなと思いましたが、問題点はWordPressのインストール場所にありました。

インストール場所は、見た目はホームページアドレスの直下なのですが、実際には異なる場所に保存されているようです。

これが要因となって、不具合を起こす可能性があることが分かりました。

実際には私がWordPressのプラグインをインストールして使用すると、上手くいかないことがありました。

まとめ

以上のことから私がお勧めする共用レンタルサーバーはこの2つです。

  • エックスサーバー(プランX10):月額1,080円
  • ロリポップ(スタンダード):月額540円

それぞれ無料お試しが用意されているので、いきなり契約するのではなく、まずは実際に使ってみましょう。