初心者は特に注意!アフィリエイトで覚えておくべき3つのリスク
アフィリエイトでお小遣い稼ぎを考えている方は「今はどのWebサービスも無料だからまずは気軽に」と思っているかもしれません。
でもアフィリエイトには重大なリスクがあることを知っていますか?
ここでは、アフィリエイトに関わる次の3つのリスクについて解説していきます。
- 時間を無駄に使って終わる
- 競合に負けると稼ぎが減る
- 商材・会員制サロンへの支払いで資産を失う
専門用語は極力噛み砕いています。安心して読み進めてください。
1.時間を無駄に使って終わるリスク
アフィリエイトで稼ぐには、ブログの運営が必須です。
そして、このブログ運営に時間がかかって大変なのですが、もしブログ運営を途中で諦めることがあれば、その運営にかけた時間は全て無駄になります。
次の表をご覧ください。こちらは当サイトとは別に私が運営しているブログサイトの報酬結果です。
ブログ開始月数 | 日付 | サイト閲覧数(PV) | 広告報酬合計額 |
1ヶ月目 | 2015年10月 | 2,943 | ¥30 |
2ヶ月目 | 2015年11月 | 6,833 | ¥1,567 |
3ヶ月目 | 2015年12月 | 14,760 | ¥2,199 |
4ヶ月目 | 2016年1月 | 29,138 | ¥12,589 |
5ヶ月目 | 2016年2月 | 38,439 | ¥20,538 |
6ヶ月目 | 2016年3月 | 54,560 | ¥32,005 |
※「広告報酬合計額」は、Amazonアソシエイト、Google Adsense、A8.netの3サービスの合計額です。また、A8.netに関しては各月の確定額ではなく、未確定報酬額です。
ブログ開始から3ヶ月で40記事、6ヶ月で90記事ほど書きました。
記事を公開してGoogle検索サイトの上位に表示されるのは早くても2ヶ月かかります。
そうなんです。アフィリエイトで報酬を得るには驚く程時間がかかるのです。
ブログで報酬を得たいなら最低でも100記事
ブログサイトで報酬を得たいなら、最低でも100記事は必要だと言われています。
これはブログサイトで稼ぐにはある程度のアクセス数が必要で、そのためにある程度の記事数が必要だからです(蛇足ですが、報酬額はアフィリエイトのジャンルに最も依存します)。
この根拠は、月100万円以上稼ぐ知人の情報や、私の実体験(90記事ですが…恥)、インターネットで得た情報などから確信しています。
ちなみに私の場合、1記事の作成にかけた時間は3〜4時間です。内訳は調査に2時間、記事作成に1時間、追記・校正・構成編集作業に1時間でしょうか。
最低でも270時間=およそ34営業日(1日を8時間として)かけたことになります。
結果、このサイトの直近30日間(2016年7月1日〜7月31日)のアクセス数は、84,879ページビューで、広告報酬の合計額は 69,285 円という結果でした。
最近は当サイトの記事作成に注力しているため、3ヶ月はほったらかし状態なのにどんどん成長しています。
私の場合、お小遣い程度の報酬かもしれません。でもやり続けた分の報いは訪れてくるでしょう。
2.競合に負けると稼ぎが減るリスク
ここでは、アフィリエイト初心者が費用をかけないで始める方法、つまり“検索サイトの上位表示を狙う”ことを前提として話を進めます。
さて、「競合」とは、あなたがアフィリエイトで始めようと考える同じジャンルのブログ運営者を指します。
例えばある広告報酬をたくさん稼ぐキーワードで検索した時、もしあなたのブログ記事が検索結果の1位だったとします。
でも、後発の競合サイトが1位を獲得した途端、あなたはせっかくの稼ぎを多く失うでしょう。
アフィリエイトは基本的に低コストで誰でも始めることができます。その参入障壁の低さが、リスクの可能性を含んでいます。
検索結果の順位ごとのクリック率について
Googleの場合、次の通り主に広告枠と検索結果の表示に分けられます。
そして検索結果の順位によって、当然ですが訪問者数は異なり、順位が高い方が多くのアクセス数を獲得します。
Advanced Web Ranking という海外の会社が、2016年3月のGoogle検索結果のクリック率( Google Organic CTR History )をまとめた表がこちらです。
Google検索結果の順位 | PCクリック率 | モバイルクリック率 |
1位 | 34.07% | 31.50% |
2位 | 19.07% | 17.60% |
3位 | 12.37% | 11.00% |
4位 | 8.66% | 7.78% |
5位 | 6.24% | 5.67% |
6位 | 4.58% | 4.22% |
7位 | 3.43% | 3.24% |
8位 | 2.62% | 2.54% |
9位 | 2.03% | 2.00% |
10位 | 1.62% | 1.56% |
※引用:Advanced Web Ranking "Google Organic CTR History" Internatinal, May 2016.
※項目の「PC」とはデスクトップPCのことで、「モバイル」はスマートフォンなどを指します
つまり、Google検索結果の順位別にどれだけの頻度でクリックされているかが把握できる表です。
例えば「レンタルサーバー」というキーワードが月間1万5000回検索されるとします。(キーワードごとの毎月の検索回数についてよく分からない方は、後で「キーワードプランナーの使い方」を一読ください)
もし検索結果の1位になったら、約30%の4500クリック=月間4500アクセス数が見込めます。もし検索結果が2位なら、約20%の3000クリック=月間のみ3000アクセス数。
1位と2位のアクセス数の差は、ざっくり「1500アクセス」。
さらに、Yahoo!検索サイトも含めると単純に2倍して、1位と2位のアクセス数の差は「3000アクセス」(Yahoo!検索サイトはGoogle検索システムを導入しているため、検索結果はほぼ似ると仮定)。
つまり競合と大きく差が付きます。これが広告報酬をたくさん稼げるキーワードであれば、かなり痛い差です。
ただし今はGoogle検索サイトの評価システムの精度は数年前と比べものにならないくらい上がりました。
後述する「補足:プロのアフィリエイターとは真逆の行為をしていた」でも触れていますが、読者の悩みや問題が解決する素晴らしい記事を書き続けると競合を恐れる必要もありません。
また、キーワードの選び方は「キーワード対策3つの基本」で詳しく書いています。
3.情報商材・会員制サロンへの支払いで資産を失うリスク
情報商材とは、インターネット上で販売されるテキストや動画などのデータ商品のことを言います。
具体的には、PDFなどのデータ・ダウンロード販売、DVDなどのメディア販売、
有料版メールマガジンなどがあります。
また、「サロン」と呼ばれる会員制のネットビジネス塾もあるようです。
値段は販売者が自由に決めるため、情報商材の価格は数千円〜数十万円以上するものがあり、会員制サロンの年会費は、年間3000円から高額なもので30万円するものもあるとか(もしくはそれ以上??)。
ただし、一部の心ない情報商材屋たちのせいで、詐欺まがいの事件が起きているのも事実です。
次の内容は『弁護士ドットコム』に寄せられた切実な相談内容です。
情報商材詐欺に遭いました。
<中略>
メルマガ登録したのをきっかけに、1時間以上の動画を5本観てビジネス大学と称する商材に合計387,000円銀行振込で支払いました。結果1円も稼げていません。相談者:しほみんさん(2016年03月30日)
悪徳ネット情報商材詐欺で合計75万支払ってしまいました。
返金は可能でしょうか?過大広告を信じてしまい、販売者に現金手渡し合計75万渡してしまいました。
明らかに悪質な商材なので販売者に返金を求めましたが取り合ってもらえません。相談者:yamadaさん(2014年02月27日)
購入した情報商材が詐欺だったので、返金を依頼したのですが、相手(法人)が応じません。
返金させたいので消費者センターへ連絡したところ、契約書がないと返金は難しいといわれました。
(逆に契約書がついている情報商材というものがあるのか知りたいです)相談者:sugiさん(2014年06月27日)
今回調べてみて、高額な商品を売りつけるだけ売りつけて終了、という嘘みたいな会社があることを知りました。
ここで結論を言ってしまうと、そのような商品購入やサロン入会の前にブログ記事を書くことを強く勧めます。
今ではインターネットを愛する有志の方々が無料で素晴らしい情報を提供しています。
アフィリエイトにはGoogle対策=SEO対策が必須です。
この「SEO対策」と検索しただけでも「これが無料なの??」と思える程の情報がたくさん溢れています。
もし情報商材やサロンに興味が出てきたら、まずはアフィリエイトで稼いで、そのお金を投資という名目であてると良いでしょう。
そう、記事を書かないとアフィリエイトで稼ぐことすらできません。
ちなみに、私はまだ情報商材やサロンにお世話になったことはありません。
補足:プロのアフィリエイターとは真逆の行為をしていた
記事の書き方について少し補足します。
「プロのアフィリエイター」とは企業などに属せず、専業としてアフィリエイトを行って報酬を得ている方と解釈してください。
このプロの方々の公開している情報を拝読し、「けっこう自分は真逆のことをやっているな」と思う点がありました。例えば、私がやったこととして、
- 独自ドメインは新規で取得した
- キーワード選定時、選り好みしない
- ブログサイトは1つに注力する
- 被リンクの自作自演は絶対しない
- 常に読者目線で記事を書く
などです。
もしこれを読んで「よく分からない」という方は、実際にブログを運営して、アフィリエイトをやり始めると嫌でも分かるようになるポイントばかりです。
まずは「この人はこんな事してブログを育てたのかぁ」と感じていただければ幸いです。
なぜ真逆のことをしているのか?と問われると、ブログ記事を読んだ読者が満足することが重要だと考えているからです。
そして、そのような記事は自作自演や妙な施策を行わなくても、自然と検索結果の上位に表示されることを知っているからです。
よく「良質な記事」と表現する方がいますが、もう少し分かりやく言い換えると「検索サイトから訪れてきた読者の悩み・問題が解決できる記事」となります。
また、キーワード選定ですが、本音を言うとアフィリエイトを考慮した選定方法が分かりません(汗)
それよりもブログサイトの専門性を押し出した方がGoogle対策につながるので、攻略したい単一キーワードに関するキーワードを抽出して、根こそぎ記事を書きました。
もっと知りたい方は「キーワード対策3つの基本」をお読みください。